2023年6月30日金曜日

第8回 ポップ・アート①

 大島徹也先生による現代美術講座、今回と次回は<ポップ・アート>。

毎回、先生はニューヨークの美術館情報や、ギャラリー(画廊)の紹介を少しずつしてくださいます。57丁目、アッパーイースト、ソーホ-、チェルシーなど。人気の場所は移り替わっていくそうです。

ギャラリーの一つ、ニューヨーク、シドニー・ジャニス画廊(15East 57th St.)によって 1962年「International Exhibition of the New Realists」という展覧会が開かれました。これはポップ・アートの動向をまとまった形で捉えた最初の展覧会の一つだったのだそうです。参加作家アメリカ12名、ヨーロッパから17名。

なんとなく、明るい雰囲気。

ポップ・アートの始まりに続けて、有名なアンディ・ウオーホルの来歴・作品を多く紹介していただきました。

アンディ・ウオーホル MOMA

アンディ・ウオーホル ナショナルギャラリー・オブ・アート (ワシントン)

1953 年の映画『ナイアガラ』で
ローズ ルーミスを演じたマリリン モンロー の宣伝用ポートレート

ゴールド マリリン MOMA

チマブーエ
サンタ・トリニタの聖母
13世紀末 テンペラ
385×223㎝

(参考)(東京都現代美術館のDiorの展覧会での一コマ。世話人による撮影)

コマーシャルアーティスト、映像作家、イベントプロデューサー、音楽プロデューサーとしての側面もあるそうです。

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2023年6月23日金曜日

第7回<エンヴァイラメント>と<ハプニング> by Allan Kaprow

 大島徹也先生による現代美術講座、今回は<エンヴァイラメント>と<ハプニング>。

主にアラン・カプローについてのお話がありました。

アラン・カプローの仕事について順を追って見ていきました。ポロック、ラウシェンバーグ、実験音楽家のジョン・ケージからの影響についても説明がありました。

1957-59<再配列可能なパネル> という作品。

1959 <6パートに分かれた18のハプニング>という作品は聴衆参加型の芸術。

カプローの作品は鑑賞者が参加する、直接的な参加が成立条件。先生のご説明によりどんな作品だったのかがうっすらとわかりました。招待状も面白いです。

1961 <ヤード>という作品は タイヤを敷き詰めた部屋。ここでも観客が空間に入りタイヤとインタラクトしたときにのみアートとして存在するのだそうです。


見せていただいたジョン・ケージの「4分33秒」(1952年)。生活音、ノイズもその音のうち。


先生からはプリントもいただいています。どうぞ復習ください。
今週は初めて知った作品が多く、驚くことばかりでした。


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2023年6月16日金曜日

第6回 ネオ・ダダ―芸術に入り込む日常

 大島徹也先生による現代美術講座、今回は<ネオ・ダダ―芸術に入り込む日常>でした。

ネオ・ダダが生まれた背景、ニューヨーク・ダダのデュシャン、ネオ・ダダのロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズについて、そのあとのポップ―アートへの影響などについてのお話がありました。


ラウシェンバーグ(財団リンク)

 転写ドローイング、赤の絵画、コンバインなど説明していただきました。

 コンバインの<ベッド>(MOMAリンク)


ジャスパー・ジョーンズ

旗のモチーフ(MOMAリンク)

旗のモチーフの霊感源--ニューマンのZIP(MOMAリンク) ラウシェンバーグの<それっ!>


三つの旗
ジャスパージョーンズ
1958
78.4×12.7cm
ホイットニー美術館

標的のモチーフについてもお話がありました。

ポップアートへの影響もこちらからあったのですね。具体的に見せていただきました。


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2023年6月2日金曜日

第5回 カラーフィールド・ペインティング―ひろがる色彩

 大島徹也先生による現代美術講座、今回は≪カラーフィールド・ペインティング―ひろがる色彩≫でした。

「色彩(color)の場(field)」による絵画として1950-60年代に隆盛したそうです。

主な3人の画家の紹介がありました。ヘレン・フランケンサーラ―、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド。


★ヘレン・フランケンサーラ―

山と海はポロックの芸術を吸収して、そこから『出発』したとのこと。


ヘレン・フランケンサーラ―
山と海
1952
220.0×297.8cm
ナショナル・ギャラリー (ワシントン)延長貸与


ルイス&ノーランドはワシントンに住み、ワシントン派と呼ばれているそうです。

この二人がニューヨークに行ったときフランケンサーラ―のスタジオで「山と海」の絵を見て啓示を受けたのだそうです。

モーリス・ルイス (まとめてある公式サイトがありましたのでリンクします。)

絵は大きいです。

日本の美術館も購入したりしているそうです。展示のタイミングに見に行けるといいですね!

ケネス・ノーランド(MOMAのリンク)(先生のご紹介くださった作品とは異なります。)

ほかの画家の絵の紹介もありました。

村上春樹の本の表紙にモーリス・ルイスの絵が使われているものもあるとの紹介がありました。


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