2026年6月5日金曜日

第5回 万博の世紀とジャポニスム

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回は「ジャポニスム」とその社会背景、万国博覧会について詳しく教えていただきました。

ジャポニスムのきっかけとしてはペリーが来航し、横浜港が開港したことがあります。そういう中で日本の浮世絵などが紹介されていきます。

横浜異人廓之図
1861
二代目歌川広重
メトロポリタン美術館
Utagawa Hiroshige II, CC0, via Wikimedia Commons

ブラックモンの鴨の版画は日本の花鳥画の系譜です。

フェリックス・ブラックモン
子鴨のいる水辺の風景
1862-03頃
メトロポリタン美術館
(アムステルダム美術館にもある)
Félix Bracquemond, CC0, via Wikimedia Commons


林忠正が執筆した
「Paris Illustre :Le Japon」
1886



ゴッホによる
日本趣味、花魁
1887


林忠正やサミュエル・ビングが雑誌で日本美術を紹介し
廃仏毀釈でいらなくなった大量の仏画仏像などを来日したギメが安値で大量購入したり。
また、万国博覧会の状況も教えていただきました。
いろいろな形で日本文化が世界に知られていきました。
LE JAPON ARTISTIQUE
『芸術の日本:美術と産業に関する資料集』(S・ビング編纂、第20号、1889年)
(美術雑誌)

1873年ウイーン万博日本館内部の様子
田中芳男・平山成信編
墺国博覧会参同紀要 1897より


1900年パリ万博の日本展示

<この講座を美術が大好きなお知り合いの方にどうぞご紹介ください。>

スマートフォンなどの 共有機能で
このページをお知り合いと共有していただくと講座の紹介が簡単です。
下の共有ボタン使ってもシェアできます。


Twitterもやっています。美術2新百合ヶ丘(@art2shinyuri)

★川崎市民でなくても受講できます


※ 現在単回受講を受け付けています。
申込 各受講日の7日前まで。
受講料 一回2000円 税込み 当日現金支払い

(オンライン受講はありません。)

詳しくは「かわさき市民アカデミー」ホームページ 単回受講 をご覧ください。
受講可能な講座 いずれも10時半~12時

第7回 6/19(金) モネと印象派のコアメンバー
第8回 6/26(金) 印象派の展開と画家たち
第9回 7/3(金)   分裂後の印象派
第10回 7/10(金) パリの都市改造と印象派の拡がり



2026年5月29日金曜日

第4回 オリエンタリスムと近代日本

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回は「オリエンタリスムと近代日本」でした。

19世紀を通して流行したオリエンタリスム、19世紀半ばからの日本の近代化と西洋美術教育、ジャポニズムの前のシノワズリ、そして水彩画法について教えていただきました。


西洋諸国と中近東とが政治的理由でコンタクトが増え、エキゾチズムを刺激され、画家たちは中近東文化を主題とする作品と描き始めます。

ジェローム
蛇使い
1876
ウイリアムズタウン、クラーク美術館

「タナグラ」はギリシャのタナグラ周辺でBC4世紀ごろから作られていたテラコッタ像。1860頃多く出土する。
ジェロームの自画像ですが、奥にジェロームの「ピュグマリオンとガラテア」の複製がかけられています。代表作ですからね。

ジェローム
タナグラを彫る芸術家


ルノワールもオリエンタリスムの流行に乗って描いています。

ピエール=オーギュスト=ルノワール
アルジェリア風のパリの女たち
1872
国立西洋美術館

19世紀の日本と西洋、西洋に教えを乞うお話もなかなか面白かったです。
イタリアとの関係、美術学校のこと。美術関係の先生はイタリアから招きました。
フォンタネージはしっかりとした美術教育をし、学生から慕われていたそうです。

フォンタネージ

ジェノヴァ、フルゴーネコレクション
Antonio Fontanesi, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

水彩画の歴史も見せていただきましたが、本当に美しいです。

リンディスファーンの福音書
カーペットページ
698年
羊皮紙
大英図書館



ジャン・ド・ベリー公のいとも豪華なる時とう書
獣帯人間図
1413-16



デューラー
子ウサギ
1502
アルベルティーナ美術館 ウイーン



<この講座を美術が大好きなお知り合いの方にどうぞご紹介ください。>

スマートフォンなどの 共有機能で
このページをお知り合いと共有していただくと講座の紹介が簡単です。
下の共有ボタン使ってもシェアできます。


Twitterもやっています。美術2新百合ヶ丘(@art2shinyuri)

★川崎市民でなくても受講できます


※ 現在単回受講を受け付けています。
申込 各受講日の7日前まで。
受講料 一回2000円 税込み 当日現金支払い

(オンライン受講はありません。)

詳しくは「かわさき市民アカデミー」ホームページ 単回受講 をご覧ください。
受講可能な講座 いずれも10時半~12時

第7回 6/19(金) モネと印象派のコアメンバー
第8回 6/26(金) 印象派の展開と画家たち
第9回 7/3(金)   分裂後の印象派
第10回 7/10(金) パリの都市改造と印象派の拡がり



2026年5月15日金曜日

第3回 サロンとアカデミーからプレ印象派へ

 池上英洋先生の西洋美術史講座、第3回 サロンとアカデミーからプレ印象派へ と題し、

今回は19世紀の美術を理解するうえで必要な、「サロン」「アカデミー」「ローマ賞」「落選展」「アンデパンダン展」「サロン・ドートンヌ」 と マネについて教えていただきました。

女性の裸体の絵も多く見せていただきましたが、「裸体」ではなくて「ヴィーナス」であったり 変身物語の「ピュグマリオン」だったりであるのが重要のようです。そうでなければ衣服を着ていてもエロチックと判定される絵もあったりするようです。

ウィリアム・アドルフ・ブグロー
ヴィーナスの誕生
1879
オルセー美術館


アレクサンドル・カバネル
ヴィーナスの誕生
1863
オルセー美術館

「ピュグマリオン」は18世紀人気の題材


ファルコネ
ピュグマリオンとガラテア
1763
ルーブル美術館

モデルは<メディチのヴィーナス>

ローラン・べシュー
ピュグマリオンとガラテア
1784
エルミタージュ美術館

マネについては生涯を含め 詳しく教えていただきました。
※ 上のカパネルの<ヴィーナスの誕生>はサロンに通り
マネの<草上の昼食>はサロンに受け入れられませんでした。

Judgement of Paris. Engraving (c. 1515) by Marcantonio Raimondi to a design by Raphael
マルカントニオ・ライモンディ
(ラファエロの下絵に基づく)パリスの審判
1514-16頃

マネ
草上の昼食
1863
オルセー美術館

<この講座を美術が大好きなお知り合いの方にどうぞご紹介ください。>

スマートフォンなどの 共有機能で
このページをお知り合いと共有していただくと講座の紹介が簡単です。
下の共有ボタン使ってもシェアできます。


Twitterもやっています。美術2新百合ヶ丘(@art2shinyuri)

★川崎市民でなくても受講できます

※ 現在単回受講を受け付けています。

各受講日の7日前まで。

受講料 一回2000円 税込み 当日現金支払い

(オンライン受講はありません。)

詳しくは「かわさき市民アカデミー」ホームページ 単回受講 をご覧ください。


受講可能な講座 いずれも10時半~12時

第5回 6/ 5(金)   万博の世紀とジャポニスム

第7回 6/19(金) モネと印象派のコアメンバー

第8回 6/26(金) 印象派の展開と画家たち

第9回 7/3(金)   分裂後の印象派

第10回 7/10(金) パリの都市改造と印象派の拡がり