2026年9月25日金曜日

第1回 ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂天井装飾(1)

 多摩美術大学教授、松浦弘明先生の西洋美術史入門講座、<後期ルネサンス絵画の展開>、今回はミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂天井装飾(1)でした。

詳しく教えていただく前提として、ラフな西洋美術史復習、そのころ発掘されたローマンコピーのギリシャ彫刻とミケランジェロの生い立ちと彫像たちについて教えていただきました。

そして具体的にシスティーナ礼拝堂天井画ともリンクするところがあると見せていただきました。


ミケランジェロはメディチ家彫刻庭園に出入りして育ちました。

そこにはアポロ像が飾られていました。

初めはその影響を受けています。

べルデヴェーレの<アポロ>
2世紀(BC300頃の彫刻の模刻・1489に発掘)
ヴァティカン美術館
Livioandronico2013, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons


ダヴィデ像
ミケランジェロ
1501-4
アカデミア美術館




ミケランジェロ
預言者ゼカリア
システィーナ礼拝堂天井画より
1508-1509

1506年に発掘されたラオコーン像。
この形をミケランジェロが消化する前後でミケランジェロの表現の形が変わっていきました。
松浦先生に画像とともに説明していただきました。


ラオコーン像
バチカン美術館,1506頃発掘された
  CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, ウィキメディア・コモンズ経由で


ミケランジェロ
瀕死の奴隷
1513頃
ルーブル美術館


ミケランジェロ
預言者ヨナ
システィーナ礼拝堂天井画より
1511夏-1512.10.31


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2026年9月2日水曜日

お知らせ 2026.後期美術2講座は後期ルネサンス

2026.後期美術2 講座プログラムが発表されました。

オンラインでの申し込みは7月7日からです。


西洋美術史入門 ― 後期ルネサンス絵画の展開 ―

多摩美術大学教授 松浦 弘明

オンライン併用 申し込み、詳細はこちら(リンク)

カラヴァッジョ
聖マタイの召命
1599-1600
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会、ローマ


【時間】 毎回10時30分~12時00分、

   第6回(12/11)および第8回(1/15)は10時00分~11時30分

   第9回(1/29)は9時30分~11時00分(計12回)

【場所】新百合21多目的ホール (新百合ヶ丘駅すぐそば)

1500年前後にレオナルド・ダ・ヴィンチらによって確立された「美の規範」に対して、16世紀の画家たちはどのように対応したのでしょうか。ローマとヴェネツィアにおける動向を追いながら、後期ルネサンスの絵画史を概観します。


 1 9/25(金) ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂天井装飾(1)

2 10/9(金) ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂天井装飾(2)

3 10/23(金) ラファエッロによる「ヘリオドロスの間」の装飾(1)

4 11/13(金) ラファエッロによる「ヘリオドロスの間」の装飾(2)

5 11/27(金) ティツィアーノの初期活動

6 12/11(金) ティツィアーノの様式変化 

7 12/25(金) ティントレットの初期活動 

8 1/15(金) ティントレットによる聖ロクス信徒会館の装飾(1)

 9 1/29(金) ティントレットによる聖ロクス信徒会館の装飾(2) 

10 2/12(金) カラヴァッジョの初期活動 

11 2/26金) カラヴァッジョの聖堂装飾(1) 

12 3/12(金) カラヴァッジョの聖堂装飾(2)


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2026年7月24日金曜日

第12回 世紀末直前の美術動向

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回が最終回でした。世紀末直前の美術動向 として、「ロートレックの生涯」「モデルから画家になったヴァラドン」「19世紀の異彩の画家たち」を主に教えていただきました。

19世紀末のモンマルトルは丘の上のサクレクール寺院が普仏戦争後の国民の癒しの場として建設されはじめ、丘の麓では「ムーラン・ルージュ」「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」などのキャバレーやダンスホールができ、夜の賑わいができました。安い家賃を求めて多くの芸術家が移住した一方、貴族出身のロートレックもこの街に魅了されました。

ロートレックやルノワールは絵やポスターを残しています。ロートレックのポスターは評判でした。

アンリ・トゥールーズ・ロートレック
ムーラン・ルージュ ポスター
1891
個人蔵

アンリ・トゥールーズ・ロートレック
ラ・ダンス・オ・ムーラン・ルージュ
1890 カンバスに油彩
フィラデルフィア美術館


上の絵を制作中のロートレック
写真Maurice Guibert (?)

モンマルトルにいたヴァラドンはルノワール、ロートレックなど画家の人気モデルになりました。やがて彼女自身も絵を描くようになります。

シャバンヌ
聖なる森(シャバンヌによる別ヴァージョン)
シカゴ美術館
1884-89
幅2.3m
女性のモデルはすべてヴァラドン

ロートレックによるパロディ
1884
幅3.8m
プリンストン大学美術館

そしてヴァラドンはモーリス・ユトリロの母でもあります。

ヴァラドン
モーリス・ユトリロの肖像画
1921
モンマルトル美術館
ほかに 忘れてはならない画家も紹介していただきました。
★カスパール・ダーヴィット・フリードリッヒ ★ウィリアム・ブレイク★オノレ=ヴィクトラン・ドーミエ どの作品も独特の表現で、とても印象的でした。
カスパール・ダーヴィット・フリードリッヒ
カスパール・フリードリッヒ
オーク林の中の寺院
1809-10
ベルリン島美術館

ウィリアム・ブレイク
ウイリアム・ブレイク
<古代の時代>あるいは<日の老いたるもの>
『ダニエル書』のため
1794
エッチングと水彩
大英博物館

オノレ=ヴィクトラン・ドーミエ
ドーミエのカリカチュアのテラコッタ
オルセー美術館
1832頃
Homonihilis, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, ウィキメディア・コモンズ経由で


池上英洋先生、12回のじっくり学ぶ西洋美術史の講座、ありがとうございました。


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