2026年6月19日金曜日

第7回 モネと印象派のコアメンバー

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回はモネとジャポニスム、ルノワールの生涯、画家たちが抱えていたジレンマを知る、としてお話ししていただきました。


ジャポニズリーからジャポニスムに変わっていったのですが、

つまり、日本趣味(日本風のものを珍しがり、愛好すること)→表現手法、構図、思想そのものの吸収、画風が変わっていった。ということだそうです。

ジャポニズリーの例。中に日本の美術品などが描かれている。

ジェームス・ティソ
Young Women Looking at Japanese Objects
1869頃
個人蔵

ジャポニスム

歌川広重
六十余州名所図会 
薩摩 坊ノ浦双剣石
ブルターニュ地方にもこの風景があるのだが、画題、構図として日本の浮世絵から着想を得たのではないかとのこと。
モネ
ポール・コトンのピラミッド岩 荒れた海(モスクワ版)
1886
プーシキン美術館

人に興味があったルノワール
光に興味があったモネ

モネ 
ラ・グルヌイエール
1869
メトロポリタン美術館

ルノワール
ラ・グルヌイエール
1869
ストックホルム美術館
このころ 中産階級の「レジャーを楽しむ」ことが一般化した。

ルノワール
舟遊びをする人々の昼食
1876
フィリップスコレクション
ワシントンD.C


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第9回 7/3(金)   分裂後の印象派
第10回 7/10(金) パリの都市改造と印象派の拡がり




2026年6月12日金曜日

第6回 印象主義:モネによる一大実験

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回は明治政府と万博、モネの生涯、印象派とは-<モネによる実験> などをテーマに教えていただきました。


ウイーン万博を前に(練習のため)日本でも湯島聖堂博覧会が開かれました。

その後それは国立博物館の基礎となっていきます。


モネの生涯も見ていきました。

モネ
トル―ヴィルの浜辺
1870
ロンドンナショナルギャラリー

↑拡大。砂が付いていて野外でスケッチしていたことがわかる

ロマン主義絵画、クールベのリアリズム、ターナーの即興性、バルビゾン派らの外光志向などが絵に影響を与え、

ブーダンとの出会い、グレール塾での多くの画家たちとの交流などがあったことがわかりました。

絵具の三原色ではなく光の三原色を基にした筆触分割の理論をもとにした虹のパレットの原理を実践しました。「黒い絵の具」を使わないで表現するようになっていったこと、光を木漏れ日のように描くところがモネによる一大実験であると知りました。

モネ
ひなげし
1873
パリ オルセー美術館

モネ
モネ夫人と友人
1872
個人蔵

マルモッタン・モネ美術館の紹介もしていただきました。

もともとは狩猟用の邸宅だったそうです。素敵な美術館です!!

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第8回 6/26(金) 印象派の展開と画家たち
第9回 7/3(金)   分裂後の印象派
第10回 7/10(金) パリの都市改造と印象派の拡がり


2026年6月5日金曜日

第5回 万博の世紀とジャポニスム

 池上英洋先生の西洋美術史講座、今回は「ジャポニスム」とその社会背景、万国博覧会について詳しく教えていただきました。

ジャポニスムのきっかけとしてはペリーが来航し、横浜港が開港したことがあります。そういう中で日本の浮世絵などが紹介されていきます。

横浜異人廓之図
1861
二代目歌川広重
メトロポリタン美術館
Utagawa Hiroshige II, CC0, via Wikimedia Commons

ブラックモンの鴨の版画は日本の花鳥画の系譜です。

フェリックス・ブラックモン
子鴨のいる水辺の風景
1862-3頃
メトロポリタン美術館
(アムステルダム美術館にもある)
Félix Bracquemond, CC0, via Wikimedia Commons


林忠正が執筆した
「Paris Illustre :Le Japon」
1886



ゴッホによる
日本趣味、花魁
1887


林忠正やサミュエル・ビングが雑誌で日本美術を紹介し
廃仏毀釈でいらなくなった大量の仏画仏像などを来日したギメが安値で大量購入したり。
また、万国博覧会の状況も教えていただきました。
いろいろな形で日本文化が世界に知られていきました。
LE JAPON ARTISTIQUE
『芸術の日本:美術と産業に関する資料集』(S・ビング編纂、第20号、1889年)
(美術雑誌)

1873年ウイーン万博日本館内部の様子
田中芳男・平山成信編
墺国博覧会参同紀要 1897より


1900年パリ万博の日本展示

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