多摩美術大学教授、松浦弘明先生の西洋美術史入門講座、<後期ルネサンス絵画の展開>、今回はミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂天井装飾(2)でした。
システィーナ礼拝堂の天井画中央に描かれている4つの創世記の物語を第1期〜第3期の3つのプロセスに分けて、その変化を読み解きました。
実は制作の途中で「足場を外して床から見上げる」ということがあり、そこから構図と人物の大きさが劇的に修正・進化していったということでした。
「20m下からどう見えるか」 を考えて どんな構図にすれば効果的かと、ミケランジェロは考えていたのだと思われます。
第Ⅰ期(大洪水):1509頃 人物が小さく・数が多く・背景が細かい(下から見づらい)
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| 大洪水 60人以上の人物がひしめく緻密な群像構成 |
第Ⅱ期(楽園追放):1510頃 人物を大きくし、シルエットをはっきりさせる
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| 原罪と楽園追放 人物が大きくなった。3次元の影が生まれ 空には青と白の表現が登場 |
第Ⅲ期(アダムの創造・光あれ):1511頃 人物を極限まで巨大化し、ダイナミックなポーズで魅せる(下から最も映える)地平線がない。下からよく映える。
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| アダムの創造 無駄を削ぎ落とし、巨大なスケールと指先の空間で魅せる |
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| 光あれ 下から見上げる躍動感を重視 |
ミケランジェロのフレスコ画を基に(写真代わりに)彫られた版画やその後の芸術家への影響へのお話もありました。







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