2019年7月31日水曜日

2019年後期美術Ⅱ イタリア・ルネサンス美術の「奇想の系譜」-マニエリスムを楽しもう 

美術2 後期講座 @新百合ヶ丘
講座内容が発表されました!
毎回好評の諸川春樹先生です!
今から楽しみです!

美術Ⅱ 19年後期講座 

イタリア・ルネサンス美術の「奇想の系譜」-マニエリスムを楽しもう
多摩美術大学教授 諸川 春樹


『アダムの創造』(1508年 - 1512年) システィーナ礼拝堂(ヴァチカン)
ミケランジェロ・ブオナローティ


9/27(金) マニエリスム前夜:ミケランジェロとその時代
10/4(金) ピエロ・ディ・コジモ:原始にもどった芸術家
10/11(金) ジュリオ・ロマーノ:ラファエッロの威光の影
10/18(金) ポントルモ:憂鬱な時代に憂鬱な芸術家
10/25(金) パルミジャニーノ:ひたすら神秘を求めて
11/1(金) ブロンズィーノ:君主に奉仕するマニエリスト
11/15(金) ロッソ・フィオレンティーノ:フランスに流出した才能
11/22(金) ヴァザーリ:宮廷芸術家の戦略
11/29(金) チェッリーニとジャンボローニャ:彫刻のマニエリスム
10 12/13(金) ティントレット:バロック時代の先駆者
11 1/17(金) エル・グレコ:マニエリスムの光と影
12 1/24(金) アルチンボルド:宮廷の幻想絵画(まとめをかねて)

日本美術の世界では「奇想の系譜」が人気を集めています。この「奇想」は本来、イタリア・ルネサンス期のマニエリスムに端を発します。当時はまた、宗教改革に代表されるように、新たな時代へと世界が変貌を開始する不安定なものでもありました。それに芸術家たちはどのように対応したのでしょう。今回は日本美術に劣らぬその怪しい世界を、是非ご堪能ください。

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2019年7月26日金曜日

第12回 前衛芸術の行方:パブリックアートと社会関与型アート

松井勝正先生から 前衛芸術、パブリックアート、社会関与型アートについてのお話がありました。

パブリックアートは 例えば ニューヨークパブリックアートで検索すると 本当にたくさんの芸術作品が検索されます。
ニューヨークパブリックアート(Google検索リンク)

日本では「ファーレ立川」(←リンク)のパブリックアートはとても楽しめるそうです。訪れてみてはいかがでしょうか。

「もっとも厄介なパブリックアート」として 撤去された
「リチャード・セラ」の長大で湾曲した鉄の彫刻『傾いた弓形』 (Tilted Arc) (ニューヨーク)(←リンク) の説明がありました。

作家が自分の考えを押し付けていいのか
芸術と社会がどう接続していくか永遠に考えていくべき課題だそうです。

現代美術について今期の12回の講座はいかがでしたでしょうか。
田中正之先生、松井勝正先生 ありがとうございました。

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2019年7月19日金曜日

第11回 現代の生活を芸術に:アンディ・ウォーホルとポップ・アート

今日はポップアートについて詳しくお話ししていただきました。

ポップアートは1950年ごろイギリスで生まれ、1960年ごろからアメリカで花開きました。

アンディ・ウォーホル(1928-87)

《マリリン・モンロー (ディプテック)》1962、テイトブリテン マリリン・モンロー死去後に制作されている
《トリプル・エルヴィス》1964、ヴァージニア美術館 数あるプレスリーの写真から銃をこちらにむけた写真を選んでいる

など「死と暴力」についての主題があること

ロイ・リキテンスタイン(1923-97)

 心理状況が緊迫している場面を選んで制作している。印刷の無感情と絵画のイメージに込められている感情にギャップがある。

**

イメージのあり方とは何なんだろう。現代のイメージ文化を問うような形がある。


先生のお話を伺うまで
「マリリンモンローだ!」「アメリカの漫画を絵にしている!」などとしか思わなかったかもしれません。


田中先生の現代美術のお話は今回で終了です。
ありがとうございました。

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2019年7月12日金曜日

第10回 もう一度芸術をぶち壊せ:ラウシェンバーグとジョーンズ

ニューヨークでの美術の展開。

ジャクソン・ポロック(1912-1956)
マーク・ロスコ(1903-1970)
ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)
ジャスパー・ジョーンズ(1930-)
について
主に説明していただきました。(↑リンクあります。)

インディアン、洞窟壁画の手形、原始生物。。。。

作者本人文章や当時の美術評論家の批評、などから
絵画の本質、芸術の根源についてどう考えるのか、ということにお話が及びました。

マーク・ロスコの絵画は千葉県の「DIC川村記念美術館」で見られます。
「ロスコ・ルーム」というマーク・ロスコ専用の部屋があります。
絵から薄い光が発しているのが感じられる、ロスコの世界を体感して、と先生からお勧めされました。

世話人のお世話ですが、
DIC川村記念美術館へは東京駅から1時間で行ける美術館直通バスがあります。
夏は「ゴッホのひまわり、ゴーガンのひまわり」を広い庭で見ることができますよ!



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