2026年1月9日金曜日

第8回 ボッティチェッリの「神話シリーズ」(2)

 松浦弘明先生の西洋美術史講座、今回も引き続きボッティチェッリの「神話シリーズ」でした。

ボッティチェッリの『春』は当初 ロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコへの「結婚記念画」として、『パラスとケンタウルス』と対で描かれたもので、絵の縦の高さがほとんど同じということでした。個人的空間に飾られていたもので、結婚記念画としての2枚の読み解きを教えていただきました。美術書で見ると、「大きさ」がわからないので混乱しやすいとのことでした。

ボッティチェリ
『春』
1482-85頃
ウフィツィ美術館



ボッチチェリ
パラスとケンタウロス
ウフィツィ美術館
      1482-85頃


ところが1550年の時点では、『春』はフィレンツェ郊外カステッロのメディチ家別荘に、のちに描かれた『ヴィーナスの誕生』と並べて飾られていたことがわかっています。(この二枚の絵は大きさが異なります。支持体も異なります。なので、『ヴィーナスの誕生』は後に別のチャンスで描かれたことがわかります。)
個人的空間にあったものがどうして人に見せる公的空間に飾られるようになったのか、二人のヴィーナスが並べられている理由・・・天井的アフロディーテ、世俗的アフロディーテ についてプラトンの『饗宴』を通して説明していただきました。
よく目にする絵ですから、先生のお話を思い出しながら 絵について、イデアについてなど人にも説明できるようになればいいなあと思いました。

ボッチチェリ
ヴィーナスの誕生
1485頃
ウフィツィ美術館

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