諸川春樹先生の西洋美術史講座、麗しの中世ゴシック絵画、≪「世紀末」の画家たち≫シント・ヤンス、ダフィット、マセイスについて多くの画像を見せていただきました。
★へ―ルトン・トット・シント・ヤンスののびやかで穏やかな素朴な宗教心。
音楽に囲まれているような絵画も。
へ―ルトン・トット・シント・ヤンス 聖母子 1480年代 ロッテルダム、ボイマンス・ファン・ブニンヘン美術館 |
左上には羊飼いのお告げの図。
へ―ルトン・トット・シント・ヤンス 聖夜 1480-85頃 ロンドン・ナショナルギャラリー |
★ヘラルト・ダフィット
イタリアルネサンスの影響も感じられます。
ほかの画家のカナの婚礼の比較も興味深かったです。
ヘラルト・ダフィット カナの婚礼 1503頃 ルーヴル美術館 |
赤ちゃんにミルクスープを食べさせている優しいお母さんに見えます。
ヘラルト・ダフィット ミルク・スープ(粥)のある聖母子 1515 ブリュッセル王立美術館 |
当時人気のテーマのため、本人によるレプリカがいくつかあります。
★クエンティン・マセイス(マッサイス)
レオナルド・ダ・ヴィンチなどイタリア絵画の影響によるマニエリスムの代表画家。
クエンティン・マセイス 両替商とその妻 1514 ルーブル美術館 |
マセイスの絵の中の登場人物には レオナルド・ダ・ヴィンチの「グロテスクな頭部」の素描の影響をうけたものがあります。そしてこの絵は不思議の国のアリスの挿絵へも影響が。。
クエンティン・マセイス 醜い伯爵夫人 1513 ロンドンナショナルギャラリー |
Illustration by John Tenniel, published in 1865 in Alice's Adventures in Wonderland. 公爵夫人 |
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