2020年10月16日金曜日

バロック時代の美術 第2回 宗教改革と美術:教会用美術の否定と、新しいジャンル(画種)の誕生

 バロック時代に絵画の種類が多様化していきました。

歴史画(物語画)、肖像画、風俗画、動物画、風景画、静物画。

その背景には宗教改革でプロテスタントの地域では新たな宗教美術の制作が否定されたことがあるそうです。でもそのベースとなるものはそれまでの絵画にすでにあったのですね。

片隅にあった絵画の要素が独立していきました。

イコノクラスム

イコノクラズム
イコノクラズム
1570頃 ネーデルランドの木版画
Rijksmuseum, CC0, via Wikimedia Commons

大きい大きい肖像画。ルーベンス夫婦。どこに飾ったのでしょうか?

ルーベンス<ルーベンスと妻イザベラ・ブラント>
1609~10頃 ミュンヘン アルテ・ピナゴーク
 178 cm × 136.5 cm


祭壇画のあちこちに新しいジャンルのはじまりが見て取れます。

ヒューホー・ファン・デル・フース
<ポルティナーリ祭壇画>
1476~78頃 ウフィツィ美術館


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