2020年10月9日金曜日

バロック時代の美術 第1回 はじめに:「バロック美術」の定義と講義の進め方

 半年間お休みしていました「美術2新百合ヶ丘」ですが、再開しました!

聴講方法は小田急線「新百合ヶ丘」での会場での聴講、ZOOMでの遠隔聴講、二通りとなりました。学習院大学名誉教授の高橋裕子先生はご自宅からです。これから12回のバロックについてのお話、楽しみです!よろしくお願いします。


今回は「バロック美術」の定義と講義の進め方について。

私たちが見る作品には、①作者 ②注文者 ③受容者 がかかわっています。

高橋先生は②注文者③受容者について、留意して見ていきたいとのこと。

ルーブル美術館にある ルーベンス<マリー・ド・メディシスの生涯>はもともとこのように展示する目的のものだったのではありません。

ルーベンス<マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸 など>
ルーベンス<マリー・ド・メディシスの生涯>
1622-25頃 ルーブル美術館 回廊
Matt Biddulph / CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0))

「バロック様式」についていろいろ具体的に画像を見せていただき、説明していただきました。


ボロミーニ<サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ教会>
(天井)
ローマ、1665-67


クラシック(ルネサンス)とバロックの違い。

「あるがまま」と「見えるがまま」

ファン・ヘームスケルク<アンナ・コッデの肖像>
1529,アムステルダム、国立美術館


ベラスケス<アラクネの寓話>
1657頃 プラド美術館

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