ポール・ゴーガン ≪光輪のある自画像≫ 1889 ワシントン、ナショナルギャラリー |
≪メイエル・デ・ハーン≫と対になっている絵です。
ゴーガンに光輪があり、蛇とリンゴが描かれています。
ゴーガン ≪愛せよ、されば幸ならん≫ 1889、ボストン美術館、菩提樹に彩色 |
右真ん中の女性のポーズは「絶望」を意味し、
下のリンクの「ペルーのミイラ」の形がもとになっているそうです。
リンク⇒《ペルーのミイラ,12-15世紀、パリ、人類学博物館》
右上の男性のポーズには性的なイメージがあるそうです。
ボロブドゥール遺跡のレリーフ(部分) シッタルダ 8c後半~9c初め (先生に見せていただいたものとは違います。) By Gunawan Kartapranata [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) |
同じモチーフを違う絵の中で何回も使っています。
ポール・ゴーガン≪異国のエヴァ≫ 1890、ポーラ美術館 |
下の絵は耳元にトカゲ、手に花となっています。
ポール・ゴーガン ≪かぐわしき大地≫ 1892大原美術館 |
ポール・ゴーガン ≪ネヴァ・モア≫ 1897 ロンドン、コートールドギャラリー |
左奥に「鴉」。エドガー・アラン・ポーの「大鴉」という詩が関係しているそうです。
ポール・ゴーガン≪ヴァイマルティ≫ 1897、オルセー美術館 |
鳥の下にトカゲが。。手を大地につけているポーズは何回も描かれているモチーフで
自然と人間の一体感を意味しているそうです。
絵の描き方としては、「右手」が丸太のようになってきています。