篠原千恵子先生による西洋美術史講座、今回は前回に引き続き陶器画についてでした。
その前に まず、受講生からの質問にも答えてくださいました。
Q ギリシア彫刻とローマンコピーの彫刻との目的の違い。。
ギリシア彫刻は神への「奉納群像」だったりもするけれど、ローマンコピーは 別荘などの「装飾」だったりする。
エレクテイオンのカリアティード・ポーチ (アテネ、紀元前421年 - 紀元前407年) 画像はwiki cc表示2.5 |
ヴィッラ・アドリアーナ ティボリ ハドリアヌス帝の別邸 |
Qギリシア彫刻のアルカイック期とクラッシック期ではずいぶん表現が違うがどうして?
政治的な問題もあるけれど、技術の進歩(青銅から鉄ののみへ変化)もある。
*******
今回は 陶器に描かれている 当時の「宴」の様子のお話を交えながら、赤像式、黒像式、バイリンガル陶器、器の形などの説明をして頂きました。
赤絵式腹部アンフォラ ベルリンの画家 BC500-490頃 シレノスのオレイマコスとヘルメス Sailko, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, via Wikimedia Commons |
カンタロスという器や葡萄酒を持って宴会へ行く途中の図だそうです。
「ヴァチカン美術館」にある素晴らしい陶器は バチカンに行ったときには忘れずに必ず見てくださいね、ということでした。
エキセキアス画 黒像式アンフォラ アキレウスとアイアスの将棋図 ヴァチカン美術館 BC530頃 |
<この講座を美術が大好きなお知り合いの方にどうぞご紹介ください。>
次期の講座も企画中です。
今回の様子を
スマートフォンなどの 共有機能で
このページをお知り合いと共有していただくと講座の紹介が簡単です。
下の共有ボタン使ってもシェアできます。
Twitterもやっています。美術2新百合ヶ丘(@art2shinyuri)