2021年6月18日金曜日

第7回 ギリシア陶器画の魅力

 篠原千恵子先生による西洋美術史講座、今回は前回に引き続き陶器画についてでした。

その前に まず、受講生からの質問にも答えてくださいました。

Q ギリシア彫刻とローマンコピーの彫刻との目的の違い。。

ギリシア彫刻は神への「奉納群像」だったりもするけれど、ローマンコピーは 別荘などの「装飾」だったりする。

エレクテイオンのカリアティード・ポーチ
(アテネ、紀元前421年 - 紀元前407年)
画像はwiki cc表示2.5

ヴィッラ・アドリアーナ
ティボリ ハドリアヌス帝の別邸

Qギリシア彫刻のアルカイック期とクラッシック期ではずいぶん表現が違うがどうして?

 政治的な問題もあるけれど、技術の進歩(青銅から鉄ののみへ変化)もある。


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今回は 陶器に描かれている 当時の「宴」の様子のお話を交えながら、赤像式、黒像式、バイリンガル陶器、器の形などの説明をして頂きました。

赤絵式腹部アンフォラ ベルリンの画家
BC500-490頃
シレノスのオレイマコスとヘルメス
Sailko, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, via Wikimedia Commons

カンタロスという器や葡萄酒を持って宴会へ行く途中の図だそうです。


 「ヴァチカン美術館」にある素晴らしい陶器は バチカンに行ったときには忘れずに必ず見てくださいね、ということでした。

エキセキアス画 黒像式アンフォラ
アキレウスとアイアスの将棋図
ヴァチカン美術館 BC530頃


ヴァチカン美術館 ギリシアの陶器の部屋の様子 リンク

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