ウルビーノ公グイドバルド・デッラ・ローヴェレ
なで肩。(マニエリスムの肖像画はなで肩多いです!)
この人があの有名な「ウルビーノのヴィーナス」の注文者だそうです。
ウルビーノ公グイドバルド・デッラ・ローヴェレ 1532 フィレンツェ ピッティ美術館 ブロンズィーノ |
コジモ1世 1545頃 ウフィツィ美術館 ブロンズィーノ |
今 西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」で是非 昔のヨーロッパの甲冑も見てくださいとのこと。
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エレオノーラ・ディ・トレドと息子 1545頃 ウフィツィ美術館 ブロンズィーノ |
部分拡大図 |
ブロンズィーノの描いた肖像画は本当に超絶技巧です。16世紀は画家の競争社会なので細かいところまで自分の技術を見せなくては、ということだそうです。
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「蛇」はとてもマニエリスム的な形です。
ミケランジェロの「マニエラ」(手法)、システィーナ礼拝堂の青銅の蛇を参考にしているとわかります。
エレオノーラ・ディ・トレド礼拝堂 ヴェッキオ宮殿 青銅の蛇 1539-45頃 ブロンズィーノ |
ミケランジェロ 青銅の蛇 システィーナ礼拝堂 1508 |
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愛の勝利の寓意(ヴィーナスの勝利) 1540-45頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー |
諸川先生も執筆しておられる河出書房新社西洋絵画解読辞典に絵の寓意の説明があります。紹介していただきました。
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