2019年10月18日金曜日

第4回ポントルモ;憂鬱な時代に憂鬱な芸術家

「彼が気に入ったとき、気に入った人のためにしか、仕事をしなかった」(ヴァザーリ芸術家列伝より)、ポントルモについてのお話しでした。

ポントルモは デューラーの版画、ミケランジェロ、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂、ラファエッロなどもいろいろ見て参考にしているのですね。そして 素晴らしいデッサン!



ポントルモ キリストの十字架降下 1525-28
フィレンツェ サンタ・フェリチタ聖堂カッポリーニ家礼拝堂


Stanislav Traykov, Niabot (cut out) [CC BY-SA 3.0 ]
ミケランジェロ ヴァティカンのピエタ

「キリストの十字架降下」はミケランジェロのメディチ家礼拝堂の彫刻と関連性があると言われていますが、マリアとキリストは離れています。

システィーナ礼拝堂天井画とも関連あります。身につけている服がなぜかレオタードのような感じだったり。
不安をあおるような顔つき。
下書きでは描いていた「十字架降下のはしご」を省き、かわりに空いた空間に雲を描いています。

部分拡大。


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ポントルモ ご訪問
1528-29
church of San Michele Arcangelo in Carmignano, Tuscany, Italy.


ポントルモ 下書き
デューラー
四人の魔女 1497
ボッチチェリ 春
ウフィツィ美術館
1477年と1480年の間
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