今回はラファエロ・サンツィオ(1483-1520)。
ローマの「ヴァティカンの諸間」のフレスコ画を中心に88枚の画像を見せていただきました。
ラファエロは15世紀までや同時代の巨匠の芸術作品をよく学び、吸収し、自分のものとして発展させた人です。そして人の意見を聞くバランスのある人でもあったそうです。
「アテネの学堂」の構図、描き方からもそれがよくわかります。
また、
プラトン←レオナルド・ダ・ヴィンチがモデル
幾何学のユークリッド←ブラマンテがモデル
哲学者ヘラクレイトス←ミケランジェロがモデル
いろいろ気を使ってます。
「パルナッソス」
この中にはラファエロの自画像があります。
かつて15世紀画家は「職人」でした。
しかしこの絵ではラファエロは知的な存在として中心に近い部分、ダンテやホメロスに並んで 月桂冠までかぶってます。
「ボルゴの火災」
原画はラファエロ、フレスコ画を描いたのは弟子。
この絵を後の時代のプッサン、ドラクロワ、いろんな画家が見に来たそうです。そして、マニエリスム、バロック、ロマン主義へと発展していったそうです。
ラファエロ工房の多くの弟子たちも各地へと。。
ヴァティカンの諸間で見落としてしまうかもしれないところも丁寧に解説していただきました。
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