池上英洋先生の西洋美術史講座、第11回、ラファエロおよび宮廷美術についてでした。
ラファエロ(1483-1520)の没年をもって盛期ルネサンスが終了し その後80年間1600年頃までをマニエリスムの時代とするそうです。
ルネサンスの芸術家たちの師弟関係、年齢差や人間関係、ラファエロが影響を受けたこと、ラファエロから後世の芸術へ影響を与えたものなど、スケッチや作品を通して見せていただきました。
また、その時代の政治状況、王朝の系図を説明していただき、フランソワ一世のフォンテーヌブローの宮廷へイタリアから多くの芸術家たちが招へいされ、その後の世代もフランスで育っていったことなど見ていきました。
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若いころの自分を描いた肖像 18歳ごろ ラファエロ |
レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」をラファエロはスケッチしています。
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1505-6 ラファエロ 女性の肖像画 (一角獣の貴婦人の準備) ルーブル美術館 |
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1505-6 ラファエロ 一角獣の貴婦人 ボルケーゼ美術館 |
ペルジーノの弟子がラファエロ。
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ペルジーノ 鍵の授与 1481-82 システィーナ礼拝堂 |
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ラファエロ マリアの結婚 1504 「RAPHAEL VRBINAS / MDIIII」の署名と日付が入っています。 ブレラ美術館 |
カーテン効果で世界を分けています。カーテンを描いたのはラファエロが最初と言われているそうです。
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サン・シストの聖母 1513-14 ラファエロ ドレスデン アルテマイスター絵画館 |
アングルはこの絵に影響を受けた<ルイ13世の誓願>という絵画を描いています。
下の銅版画のパリスの審判はラファエロが描いた下絵をマルカントニオ・ライモンディが版画にしたものだそうです。のちに、マネが右下の人物群をもとにした絵を描いたことはとても有名です。
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パリスの審判 1513~15 マルカントニオ・ライモンディ (ラファエロの下絵に基づく) |
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草上の昼食 エドゥアール・マネ 1863 オルセー美術館 |
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