2024年7月19日金曜日

第11回 宮廷美術

 池上英洋先生の西洋美術史講座、第11回、ラファエロおよび宮廷美術についてでした。

ラファエロ(1483-1520)の没年をもって盛期ルネサンスが終了し その後80年間1600年頃までをマニエリスムの時代とするそうです。

ルネサンスの芸術家たちの師弟関係、年齢差や人間関係、ラファエロが影響を受けたこと、ラファエロから後世の芸術へ影響を与えたものなど、スケッチや作品を通して見せていただきました。

また、その時代の政治状況、王朝の系図を説明していただき、フランソワ一世のフォンテーヌブローの宮廷へイタリアから多くの芸術家たちが招へいされ、その後の世代もフランスで育っていったことなど見ていきました。

Raphael colonna 01
若いころの自分を描いた肖像
18歳ごろ 
ラファエロ

レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」をラファエロはスケッチしています。

Studio per la dama col liocorno, louvre
1505-6
ラファエロ
女性の肖像画
(一角獣の貴婦人の準備)
ルーブル美術館


Raffael 046FXD
1505-6
ラファエロ
一角獣の貴婦人
ボルケーゼ美術館

ペルジーノの弟子がラファエロ。

Pietro Perugino 034
ペルジーノ
鍵の授与
1481-82
システィーナ礼拝堂


Raffaello - Spozalizio - Web Gallery of Art
ラファエロ
マリアの結婚
1504
「RAPHAEL VRBINAS / MDIIII」の署名と日付が入っています。
ブレラ美術館

カーテン効果で世界を分けています。カーテンを描いたのはラファエロが最初と言われているそうです。
RAFAEL - Madonna Sixtina (Gemäldegalerie Alter Meister, Dresden, 1513-14. Óleo sobre lienzo, 265 x 196 cm)
サン・シストの聖母
1513-14
ラファエロ
ドレスデン アルテマイスター絵画館


アングルはこの絵に影響を受けた<ルイ13世の誓願>という絵画を描いています。

下の銅版画のパリスの審判はラファエロが描いた下絵をマルカントニオ・ライモンディが版画にしたものだそうです。のちに、マネが右下の人物群をもとにした絵を描いたことはとても有名です。

Marcantonio Raimondi - Giudizio di Paride
パリスの審判
1513~15
マルカントニオ・ライモンディ
(ラファエロの下絵に基づく)


Édouard Manet - Le Déjeuner sur l'herbe
草上の昼食
エドゥアール・マネ
1863
オルセー美術館

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※ 来期は金曜日午前 新百合ヶ丘にて松浦弘明先生のプロト・ルネサンス,初期ルネサンスの西洋美術史、
諸川春樹先生の西洋美術史入門講座が月曜日午前中・溝ノ口で開催されます。
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