松浦弘明先生の西洋美術史講座 今回は中期ビザンティン美術(2)でした。
ギリシャのオシオス・ルカス修道院を例にとって、内部装飾について、パントクラトールのキリスト(父なる神)、聖霊降臨(聖霊)、玉座の聖母子(子なるイエス) と三位一体の表現が空間の中で示されていると教えていただき、驚きました。
このような内部装飾(一番上にパントクラトールのキリスト、周りに預言者、順番に聖霊、聖母子)は 東方のギリシャ十字架型の建築では同じようなパターンで繰り返し表現されていったそうです。そしてこれは写実的表現ではなく、超越した存在、空間の表現です。
年号や建築のプラン、建築内部での装飾の配置なども講座の中で説明していただいています。
オシオス・ルカス修道院 Hans A. Rosbach, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons |
オシオス・ルカス修道院 Hans A. Rosbach, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons |
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オシオス・ルカス修道院 Berthold Werner, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons |
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オシオス・ルカス修道院 Hans A. Rosbach, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons |