2023年10月17日火曜日

第2回  古代ギリシア彫刻

 松浦弘明先生による西洋美術史講座、今回はギリシア彫刻でアルカイック期⇒クラッシック期を見ていきました。


ギリシア彫刻はBC7世紀後半 エジプトから来た「墓碑」にルーツがあること、

プラトン(BC427-347)の言葉

「エジプトの美術は10000年たっても変わらない。(ギリシアは変わっていくよ、というニュアンスがある)」を紹介していただきました。

プラトンは彫刻がアルカイック⇒クラッシックに変わるさなかに生きていた人なんだそうです。


メンカウラ―とカメレルネブティ2世
(エジプトの彫刻・BC26C)
ボストン美術館
Keith Schengili-Roberts, CC BY-SA 2.5 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5>, via Wikimedia Commons

正面性の強い左右対称のポーズ アルカイック期の彫刻

クーロス BC600頃
(ギリシア アッティカ)
メトロポリタン美術館
Metropolitan Museum of Art, CC0, via Wikimedia Commons

彫刻に人間らしさが入ってきた、クラッシク期の彫刻

ポリュクレイトス 『カノン』
BC440年頃であるが画像(現存しているもの)はローマ時代AD1世紀ごろのコピー
ナポリ 考古学博物館
Naples National Archaeological Museum, CC BY 2.5 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.5>, via Wikimedia Commons

ゼウス またはポセイドン
BC460頃
アテネ考古学博物館
ブロンズ
No machine-readable author provided. Marsyas assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons

それぞれの特徴やその時代を紹介していただき、家でもう一度じっくり復習したいという気持ちになりました。写実的表現が完成していく過程が見えてきそうです。

「体重のかけ方」「目の表現」などこれから注目して見てみたいなあ、と思うヒントもいただきました。

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申込期間 10月30日まで 先着順
講座番号 750 11/10(金) 古代ローマ絵画
講座番号 751 12/15(金) 中期ビザンティン美術(1)


申し込みは かわさき市民アカデミー まで
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