諸川春樹先生の西洋美術史講座、麗しの中世ゴシック絵画、今回は『フランスにおける伝統と革新』でした。
15世紀フランスの絵画の状況についての説明がありました。教皇庁や宮廷のことは復習がいりそうです。また、聖人や聖母マリア図像のパターンなど説明いただきました。
今回も見せていただいた画像のいくつかを貼っておきますので、大きくしてゆっくりとご鑑賞ください。
☆二コラ・フロマン 燃える柴三連祭壇画
燃えている柴はバラの柴。中央額縁部分右上に描かれている一角獣も処女性を表す。
二コラ・フロマン 燃える柴三連祭壇画 1461 エクサン・プロヴァンス大聖堂 |
参考 フース ポルティナーリ祭壇画
ポルティナーリ祭壇画 拡大 |
メムリンク 聖女カタリナの神秘の婚礼祭壇画
聖女カタリナの説明もありました。
メムリンク 聖女カタリナの神秘の婚礼祭壇画 (聖ヨハネ祭壇画) 1479 ブリュージュ 聖ヨハネ病院(メムリンク美術館) |
☆アンゲラン・カルトン
ほかの聖母戴冠の図像もいくつか紹介してくださいました。下の方、の小さい人々の図が面白い。
聖母戴冠 アンゲラン・カルトン 1453-54 ヴィルヌーブ=レザヴィ二ヨン ピエール・ド・リュクサンブール美術館 |
アヴィニヨンのピエタ アンゲラン・カルトン 1455-56頃 Enguerrand Quarton, CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons ルーブル美術館 |
☆ジャン・フーケ
球体、円錐などの形を使っている。
ムランの二連祭壇画 右翼・聖母子と天使たち ジャン・フーケ 1450頃 アントワープ王立美術館 |
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