2019年5月17日金曜日

第4回 写実的描写を超えて:キュビスム

今回はパブロ・ピカソ(1881-1973)の続き と、キュビズムのお話導入部分でした。

ピカソの描いていた「テーマ」。
青の時代、「生と死」をテーマとしていたと説明がありました。

ゴッホ風、ロートレック風、マティス風、ギリシャローマ風、セザンヌ風・・・・・・。
ピカソが 新しい表現をどんどん探し、実際に描いて試していることを具体的に見せていただきました。

「ガートールド・スタインの肖像」(←リンク)
メトロポリタン美術館 1905-6 
彼女は前衛的作品をたくさん買った コレクターでもあり、芸術家のパトロンでもあった人だそうです。
ピカソはこの肖像画、顔以外を先に描き、顔はあとで一気に描いたそうです。顔の表現は古代イベリアの彫刻からということです。
ライオンに襲われる男 古代イベリア オスナ
BC
マドリッド 国立考古学美術館
画像はLuis García [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]による
アビニヨンの娘たち」1907 ニューヨーク近代美術館(←リンク)
の詳しい説明もありました。
娘たちの顔の制作について 参考画像として、アフリカの仮面、ピカソのカリカチュア(まんが?スケッチ?)なども見せていただきました。

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