松浦弘明先生の西洋美術史講座、今回は「ジョットの革新」でした。
前回に引き続き聖母子像の変遷を見ていきました。
私たちは「その時代の目」となって絵を見ることが肝要だそうです。
ジョットの<オニサンティの聖母>はその時代 革新的だったそうです。
どこが革新的だったのか?
空間表現は当時最先端のゴシック建築となっています。天使の位置、玉座、なども細かく見ていきました。
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ジヨット 1305-10頃 オンニサンティの聖母 ウフィツィ美術館 |
昨年の松浦先生の講座で説明がありましたが、彫像について、ロマネスク時代(彫像が柱と一体化している)→浮彫力が進み柱から彫像がだんだん自立してくる といった時代の変化と同じことが絵画でも起こっていたと考えられるそうです。
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ジョット 最後の晩餐 1303-05 スクロヴェーニ礼拝堂 |
最後の晩餐を例に ジョットとそれ以前の作品との比較で革新性を見ていきました。
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ヴェネツィア サンマルコ寺院 1170頃 作者不詳 (モザイク) |
次回もスクロヴェーニ礼拝堂の壁画について詳しく説明していただけます。
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