2024年10月11日金曜日

第3回 ジョットの革新

 松浦弘明先生の西洋美術史講座、今回は「ジョットの革新」でした。


前回に引き続き聖母子像の変遷を見ていきました。

私たちは「その時代の目」となって絵を見ることが肝要だそうです。

ジョットの<オニサンティの聖母>はその時代 革新的だったそうです。

どこが革新的だったのか?

空間表現は当時最先端のゴシック建築となっています。天使の位置、玉座、なども細かく見ていきました。

ジヨット
1305-10頃
オンニサンティの聖母
ウフィツィ美術館


昨年の松浦先生の講座で説明がありましたが、彫像について、ロマネスク時代(彫像が柱と一体化している)→浮彫力が進み柱から彫像がだんだん自立してくる といった時代の変化と同じことが絵画でも起こっていたと考えられるそうです。
ジョット
最後の晩餐
1303-05
スクロヴェーニ礼拝堂
参考 2024 2月松浦先生講座 盛期中世美術(2)聖堂装飾(←リンク)

最後の晩餐を例に ジョットとそれ以前の作品との比較で革新性を見ていきました。

The Last Supper (San Marco)
ヴェネツィア サンマルコ寺院
1170頃
作者不詳 (モザイク)

次回もスクロヴェーニ礼拝堂の壁画について詳しく説明していただけます。

<この講座を美術が大好きなお知り合いの方にどうぞご紹介ください。>

スマートフォンなどの 共有機能で
このページをお知り合いと共有していただくと講座の紹介が簡単です。
下の共有ボタン使ってもシェアできます


★川崎市民でなくても受講できます