池上英洋先生の西洋美術史講座、今回はユダヤ教・キリスト教・ミトラ教についてのお話でした。一神教と多神教の表現の違い、ギリシア・ローマの神々などほかの文化・宗教の話もありました。
それぞれ別々の宗教のように思えますが、神話につながりがあったり、今使われている教会がちがう宗教の教会を利用して建てられていたりもします。
ミトラ教が日本の弥勒菩薩とつながりがあると聞いて本当に驚きました。
旧約聖書のカイン(羊を飼う者)とアベル(土を耕す者)のお話は遊牧民(ユダヤ)と農耕民(エジプト・メソポタミア)をも意味している。
ゲントの祭壇画 部分 カインとアベル ヤン・ファン・アイク 1432 |
ミトラ教
ミトラ神は牛と格闘する場面で描かれることが多い。 血を大地に撒くことで豊かな実りをもたらす。 Tauroctony BC2C ルーブル美術館 ランス別館 Serge Ottaviani, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons |
ローマ サン・クレメンテ教会 バジリカ 地下三層構造になっていて異なる時代の建物の遺構がある。 地下二層目はミトラ教のミトレウム Dnalor 01, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, attraverso Wikimedia Commons |
広隆寺 弥勒菩薩半跏像 ミトラ教とのつながりもあるといわれている。 |
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