主に17世紀までの風景画についてでした。
風景画は歴史画や宗教画の「背景」から始まっていきますが、風景画がひとつの絵のスタイルとして独立していく過程に「宗教改革」の影響があったことや、これまで見てきたほかの絵のように「意味のある絵」であるのか、そうではなかったりもするのか、イタリアやフランドルやオランダなど国による違い、などいろいろ説明をいただきながら、画像を見せていただきました。
画集や画像で見るときには気にしなかったりする「絵の大きさ」についても注意するといいそうです。もともとはどんなところに飾られていたのでしょうか。
遠景近景の色が違っています。 とても小さい銅の上に描かれた絵。
パウル・ブリル<風景> 1598 銅版に油彩 21×29cm エディンバラ ナショナルギャラリー |
夜景の得意な画家だそうです。エジプトへの逃避は夜の場面でお話に合っています。
エルスハイマー <聖家族のエジプトへの逃避> 1603 122×230cm ローマ ドーリア・パンフィリ美術館 |
ブリューゲルとルーベンスの合作の絵があるのですね。お互いの「得意分野」を描いています。人物部分はルーベンス。
ヤン・ブリューゲルとルーベンス<地上の楽園> 1615頃 74×115cm デン・ハーグ マウリッツハウス |
空と風車。
ヤーコプ・ファン・ライスダール<ヴェイク・バイ・デゥールステーデの風車 > 1670頃 83×101cm アムステルダム国立美術館 |
ヨハネス・フェルメール<デルフトの眺望> 1659~60 99×117cm デン・ハーグ マウリッツハウス |
ヨハネス・フェルメールの<デルフトの眺望>について、辻邦生が<風の琴―二十四の絵の物語 (文春文庫)>の中で小品を書いているそうです。ご紹介していただきました。
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