2017年12月1日金曜日

第7回 聖人の物語と象徴的表現2

キリスト教芸術にはいろいろな聖人が登場します。

今回は聖人を見分けるアトリビュート(持ち物)について教えていただきました。聖人に関する「おはなし」が黄金伝説という本や聖書などにあり、それに基づき持ち物が決められ、誰かわかるように描かれているそうです。

聖人信仰、十字軍のころの都市、人々の様子、聖遺物、巡礼についても触れられました。

つぎはぎだらけの聖フランチェスコの衣服
アッシジの聖フランチェスコ聖堂
By Tetraktys CC BY 3.0 via Wikimedia Commons

「聖フランチェスコ」の聖遺物。
ローマとフィレンツェ間の「アッシジ」という町にフレスコ画で素晴らしい「聖フランチェスコ聖堂」があるのでイタリアの旅で訪れるとよいそうです。

「聖ペテロ」は鍵を授与されています。鍵がアトリビュートです。
ペルジーノ「天国の鍵の授与」
1480-82 システィーナ礼拝堂
四福音書記者;聖マルコ・聖ヨハネ・聖マタイ・聖ルカ;は神秘の四つの動物であらわされています。。

諸川先生の講座では どの動物が誰を指すかを覚える「訓練」がありますので、弱点克服できるような気がいたします。

四福音書記者が彫られている
福音書写本の表装か?
象牙、メトロポリタン美術館


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