2016年11月18日金曜日

第7回 15世紀の壁画ースポルヴェロ技法

フレスコ画は名前(フレスコ→フレッシュ)にあるように、漆喰が乾くまでに急いで描かなければなりません。
遠近法を絵に取り入れようとすると どうしても描くのに時間がかかってきます。
早く描くためにマザッチョは下絵を方眼を使って拡大し壁面に描く、という方法をとりました。



15世紀の壁画では「画期的な道具」が使われるようになります。。「紙」です。
紙は14世紀にはなかった。

紙を使った「スポルヴェロ法」というフレスコ画の描き方、
そして、フラ・アンジェリコ、アンドレア・デル・カスターニョ、ドメニコ・ヴェネチアーノの解説をしていただきました。











Attribution: I, Sailko

アンドレア・デル・カスターニョのサンタポローニャ修道院壁画装飾ではスポルヴェロ 法が確認されます。

また、実際の建物の「右」に窓。
壁画の右にも窓。だまし絵のような光も構図に取り入れられています。





来週金曜10時半は「アレツッオ」の駅前で集合!